2020年。2月も逃げるように過ぎていき、早くも3月を迎えました。
私が住む九州 長崎では、朝夕はまだ肌寒いものの、日中は暖かい日がだんだんと増え、先日は春雨の中、うぐいすの鳴き声を聞きました。九州ではもう春が訪れています。
そんなうららかな日を遮るかのように、世はコロナウイルスの感染拡大、そして政府による「長期臨時休校」の話題でもちきりです。日本中がどこか暗く、深い霧に包まれているような感じ。
早く霧が晴れるといいな~と願いながら迎えそうな「新学期」。
我が家では、4月から小学4年生になる息子と小学2年生になる娘2人がいます。
小学校の新学期を迎えるにあたって、今一番気になっているもの・・・それは新学期から新しく始まる「プログラミング学習」。
プログラミングに関する知識すら全くない初心者の私、でも親として知っておかなければ子どもに示しがつかない・・・・という葛藤(笑)。
でも・・・・
- 「プログラミングってなに?」(そもそも学校で一度も習ったことない・・・泣)
- 「プログラミングがなぜ必要なの?」(プログラミングを覚えて何になるの? ⚓)
- 「プログラミング学習って、子どもたちはどんなことをするの?・・・・不安)
そんな私と同じような気持ちを抱えている親御さんはきっと少なくないのではないかと思います。
そして中にはきっとこんな気持ちのお父さんも・・・
- プログラミングを教えてって言われても何だか分からない・・・・
- プログラミング学習について調べる時間がない・・・・
- プログラミング学習について調べたけれどよく分からない・・・・
- プログラミング学習について調べたけれど子どもに伝えるのが難しい・・・・
そこでここ1か月くらい、私(42歳)なりに小学校のプログラミング教育について色々と調べまくりました!
調べまくった結果、今回『プログラミング学習がなぜ必要か?』ということに焦点を当てて、分かりやすく解説をしていきたいと思います。
私と同じように
『プログラミング学習」について知りたい、けれど分からない、調べる時間がない、調べたけれど子どもに伝えにくい等々、思い悩んでいる親御さんのお役に立てれば光栄です。
プログラミングって何?
子どもにプログラミング学習について分かりやすく教えるとき、私を含め初心者の親御さんたちがまず思うのがこれ。
「プログラミング」ってなにさ?
分かりやすくいうと
コンピュータにしてほしいことをコンピュータがわかる言葉で
命令する「作業」のこと。
です。
人が人に何か伝えるときは「言葉」を使います。あるいはジェスチャーを使って伝えます。人は言葉やジェスチャーで伝えたいことを理解することができます。
しかし、コンピュータは人の「言葉」や「ジェスチャー」を理解することができません。
コンピュータには、コンピュータが理解できる「プログラミング言語」という言葉を使って命令を下します。
なぜプログラミングが必要なのか?
ではなんでこのプログラミングが子どもに必要なのでしょう?
- 外国に負けないように、「AI」やIT産業に強い日本にするための教育が必要だから?
私も最初、プログラミング学習の狙いはそこにあるのかと想像していました。
でも違いました。
平成29年7月に文科省が告示した新しい「学習指導要領」や、令和2年2月の「小学校のプログラミング教育の手引(第三版)」を詳しく読んでいくと・・・・ズバリこれです。
【質問】『なぜプログラミング学習が必要なのか?』
【答え】『 プログラミング的思考(=論理的思考)を育成するため』
「プログラミング的思考って???」
言い換えると「論理的思考」、つまり物事を「論理的」に考える力を身につける勉強をしましょうということのようです。
子どもでも大人でも、日々達成しなければならない『目標』があります。
『目標』は、きちんと道筋を立てて計画的に実行するという論理的な考え方で達成できるということを、子どものころから理解して身につけておくことが必要ですよ!というのが、この「プログラミング学習」の狙いのようです。
コンピュータに意図した処理を行わせるための「プログラミング」の作業には、この「論理的思考」が必ず必要なので、プログラミングをすることによって子どもたちの「論理的思考」が身につくということのようです。
物事によっては大人でもなかなか論理的な考え方ができないこともありますが、小さいうちから物事はなんでも「計画的に考えなさい」ということを習慣にするということはいいことだと思います。
プログラミング学習ってどんなことをするの?
プログラミングとはどういうもので、プログラミング学習がなぜ子どもたちに必要なのかを説明してきました。
では子どもたちは学校で実際にどのような方法でプログラミングを学習していくのでしょうか?
プログラミングをするには「プログラミング言語」を理解しなければなりません・・・。そしてこれが実際のプログラミング言語のイメージ。
黒い画面に何やらアルファベットやら数字や記号やらが記述されていて、その規則性やルールも分かりにくく、とにかく分からない・・・・という感じです(苦笑)
でも安心してください。
子どもたちが学校で行うプログラミングは「ビジュアル型プログラミング」といって、直観的、視覚的に取り組みやすい簡単な子ども向けプログラミングです。
見た目はこんな感じです。(例:スクラッチ(Scratch)という無料のプログラミング教材)
見た目とてもわかりやすそうな画面に作りこまれています。これなら子どもたちでも安心してプログラミングをすることができそうです。
さてこの子ども向けビジュアル型プログラミングですが、文科省が推奨している教材のうちの1つで、小学校では実際にこのプログラミングを学習の中で使っていくようです。
小学校で使うプログラミング「教材」について
実際に子どもたちが学校で使うプログラミングの教材は2つあります。
- スクラッチ(Scratch)
- ビスケット(Viscuit)
1つはさきほど画面でお見せした「スクラッチ(Scratch)」というビジュアル型プログラミングです。
「スクラッチ」はアメリカのマサチューセッツ工科大学で8歳~16歳向けに設計されたビジュアル型プログラミングです。
見た目から、子どもでも取り掛かりやすいプログラミング画面です。
しかもこの「スクラッチ」は 無料 で使うことができるんです♪
無料で使える「スクラッチ(Scratch)」。それって自宅とかでも使えるの???
そんな疑問が聞こえてきそうです。
答えはスクラッチは「無料で家で利用できます」です!
スクラッチはインターネットから公式サイトにアクセスして、パソコンに「ダウンロード」することで自宅で無料で利用することができます。
自宅でスクラッチを利用する詳しいやり方については、こちらの記事で説明しています。ぜひご参考ください。↓↓↓↓↓
もう1つは「ビスケット(Viscuit)」。こちらも子ども向けのビジュアル型プログラミングです。
以下は文科省の公式サイトで、実際にこの2つの教材が紹介されている内容です。
まとめ
- プログラミングとは、「コンピュータにしてほしいことを、コンピュータがわかる言葉で命令する作業のこと。
- プログラミング学習は、子どもたちに「論理的思考」の考え方を学んでもらうことを目的としている。
- 学校では2つの子供向けビジュアル型プログラミング「スクラッチ」と「ビスケット」を教材としてプログラミング学習が行われること。
いかがでしたでしょうか。
これから小学生のお子さんにプログラミング学習をすすめたいと思われている方に、「スクラッチ」を利用する環境つくりについて記事に分かりやすくまとめてみました。
ビジュアル型プログラミング教材「スクラッチ」の基本操作方法について記事にしてみました。「スクラッチ」の操作について詳しく知りたい方は、こちらの記事を是非参考にしてみて下さい♪♪
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