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【絵本 4歳~小学低学年】大人の心にも響くおすすめ読み聞かせ絵本2選(試し読み方法解説付)

2020 6/01
【絵本 4歳~小学低学年】大人の心にも響くおすすめ読み聞かせ絵本2選(試し読み方法解説付)

4児のパパが4歳の息子と7歳の娘たちに読み聞かせをして、「とても良かった~っ!!」と思えた絵本を2つ紹介します。(たった2つですいません・・・汗)

 

✅ どこいったん
✅ みつけてん





絵本はいずれも「ジョン・クラッセン」というカナダ出身の絵本作家さんが書かれいて、「長谷川 義史」という日本の絵本作家さんが翻訳されたものになります。


目次

著者 / 翻訳者について

この絵本に出会うまでは正直ジョン・クラッセンさんも長谷川 義史さんも存じ上げず、これを機会にお二人の経歴を少し調べてみました。

●長谷川 義史さん
1961年生まれの生粋の大阪人、59歳の超有名な絵本作家さんです。デザイン会社でのグラフィックデザイナーの経験を経て、イラストレーターへ転校、2001年から絵本作家として活動されておられるようです。代表作は「いいから、いいから」、「おへそのあな」、「じゃがいもポテトくん」、「てんごくのおとうちゃん」、「おかあちゃんがつくったる」。
いずれの作品も、温かみのある独特のタッチで描かれた絵と、ユーモアあふれるストーリー展開で最後は子どもも大人も誰もが「ホロっ(涙)」と感動してしまうそんな作風のものが多いです。

●ジョン・クラッセンさん
1981年生まれのカナダ人、38歳のイラストレーターです。2020年5月時点における絵本の代表作は今回の3作品。そのほか、イラストレーターとして「おおかみのおなかのなかで」、「なんびきのねこたちおどる?」、「キツネのパックス~愛をさがして~」、「サムとデイブ、あなをほる」、「木に持ちあげられた家」、「くらやみこわいよ」、「アナベルとふしぎなけいと」などの数々の絵本のイラストを手掛けられているようです。

<作家としての代表3作品>

 

<イラストレーター作品>

 

こうしてお二人のイラストだけを見比べてみると、「絵心」というか作風がまったく違うことに気づかされます。どうして長谷川 義史さんがジョン・クラッセンさんの絵本の翻訳をされることになられたのか、逆にジョン・クラッセンさんがなぜ長谷川 義史さんへ絵本の翻訳をお願いされたのか・・・。

その経緯については残念ながら「謎」です(謎を知りたい!)。

ジョン・クラッセンさんの『落ち着きあるイラスト』と長谷川 義史さんの『関西弁の言い回し』
一見合わないように見えるのですが、これがとんでもなく面白い絵本になっているのです。

子どもにとっては関西弁の言い回しやイントネーションが「笑い」となり、大人にとっては落ち着いたトーンのイラストが愛らしく見えて、さらに物語のラストは良いも悪いも「衝撃的」な結末が待っています。
とにかく子どもにも大人にも楽しめる作品であることは間違いないです♪


どこいったん

子どもたちと一緒に、地元長崎の図書館(未来on)に行ったときのこと。
「これは面白そうっ。」と初めに手に取った絵本が「どこいったん」でした。
著者はカナダ人 イラストレータ兼絵本作家のジョン・クラッセン(38)さん。翻訳者は大阪出身の長谷川 義史(59)さん。

ストーリー

物語は、いたって単純。
主人公の「くま(名前はありません)」が、なくしてしまったお気に入りの「赤い帽子(ぼうし)」を探しに、色々な動物たちに「僕の帽子(ぼうし)知らない?」と聞いて回ります。

<登場人物>(←この絵本の場合、登場動物かも・・・)

主人公:くま

 

その他:きつね、かえる、へび、うさぎ、もぐら、しか、かめ、りす

みんな口々に「帽子(ぼうし)」のことを知らないと答えます。
(絵本を聞いている子どもたちは、動物たちが言う関西弁の言い回しに笑います♪♪♪  私の4歳の息子もニヤニヤと笑ってました。)

でも子どもたちは途中で気づくのです・・・。帽子(ぼうし)のことを知っている確信犯がいることを・・・。でも「くま」は気づかないまま通り過ぎて、悲しみに暮れて寝転んでしまいます。

 

しかし、とうとう「くま」は気づきます。その確信犯に・・・。

 

そして物語は「衝撃的」な結末へ・・・(ここは知らない方が面白いので内緒。)

 

感想

子どもたちはまず関西弁の言い回しやイントネーションに笑ってしまいます。そして、途中でくまの帽子(ぼうし)に気づくと一斉に声をあげて反応します(笑)。そこで読んでいる親としては心が「ほっこり」します。
最後の結末については、子どもたちはおそらく気づきません。気づくとしても「あれっ?」くらいのもので。大人はおそらく気づきます。ソレを知ったとき、本当の意味でこの絵本の凄さを知ると同時に、この絵本のタイトル「どこいったん」の意味さえも、ひっくり返ります。
是非手に取って読んでみることをオススメします。

子どもが楽しめる(★★★★★
大人が楽しめる(★★★★★





みつけてん

「どこいったん」を読んで私も子どもたちもその面白さにハマってしまい、ネットで同じシリーズの絵本を検索。
するとヒットした「みつけてん」。さっそく図書館へ。見事にあったので借りて読んであげました。

 

ストーリー

こちらも「どこいったん」に引き続き単純なストーリー。
2匹の「かめ(名前はありません)」が、「帽子(ぼうし)」を1つ見つけました。
すぐに帽子(ぼうし)を気に入ってしまった2匹のかめですが、帽子(ぼうし)は1つしかありません。

<登場動物>

かめ 2ひき

 

 

サボテンが生える荒野の砂漠に2匹のかめがいます。

 

 

2匹のかめは帽子(ぼうし)を1つ見つけます。かめたちは、見つけた帽子(ぼうし)をすぐに気に入ります。でも帽子(ぼうし)は1つ。

 

かめたちは帽子(ぼうし)をあきらめようとしますが・・・

 

結末です。結末が衝撃的だった「どこいったん」と全く違い、「みつけてん」は心にグッとくるラストです。42歳になる私も、子どもたちに読み聞かせながら目頭が熱くなりました。

 

 

「みつけてん」は子どもも大人も、最後は優しい気持ちになれる物語となっています。

感想

子どもたちはいつもの関西弁の言い回しやイントネーションにニコニコ。そして2匹のかめが1つしかない帽子(ぼうし)をどうするのかをページをめくるたびに気になる様子。
最後の結末は、小学生低学年のお子さんであれば分かる内容になっています。4歳の息子には、少し説明してあげれば頷いて理解してくれました。

大人にとってこの絵本は、人によっては良い意味で心に刺さる内容になっています。そして、「みつけてん」というタイトルの本当の意味が最後の最後で分かるのではないでしょうか。

子どもが楽しめる(★★★★☆)
大人が楽しめる(★★★★★



2作品の共通点

どちらの作風もタイトルが「関西弁」、帽子(ぼうし)が登場、物語の最後でタイトルの本当の意味が分かるシナリオになっているところが共通しています。
✅ タイトルが「関西弁」。
✅ 帽子(ぼうし)が登場する。
✅ 最後の最後でタイトルの意味に気づかされる「衝撃」と「感動」のラスト。



試し読みができる方法

絵本の試し読みができる方法があるって知ってました?「絵本ナビ」というwebサイトで、無料で絵本の試し読みができちゃいます。
以下は「絵本ナビ」公式サイトから、絵本を試し読みするときの操作手順です。

 

「絵本ナビ」の左上のキーワード検索欄に絵本のタイトルを入力します。

 

検索結果として、該当する絵本が表示されます。絵本の表紙をクリックします。

 

「ちょっとためしよみする」ボタンをクリックします。

 

最初の2、3ページほどの試し読みができます。

 

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夜遅くに帰宅して、子どもにふとんの中で絵本を読み聞かせ。そこまでは頑張ったけれど、疲れた体はホント正直。子どもより先に「ウトウト」してしまう・・・・なんてことありませんか?

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まとめ

今回ご紹介させて頂いた絵本は、子どもにも大人にも是非読んでもらいたい絵本です。
関西弁によるユーモアあふれるセリフの言い回しや物語の展開が子どもたちの心をしっかりと掴んで、大人は最後の衝撃的なラストシーンに「参りましたっ」となります。

買っても絶対損はしませんし、図書館に行けば必ずある絵本ですので、是非一度手に取って読んで頂けると嬉しいです。

ある人にとっては名作と言われる映画を観たときと同じくらいの衝撃、ある人にとっては自分を取り巻く環境に置き換えて、心が洗われる作品だと私は思いました。



おまけ

ちなみに本2作品に加え、ジョン・クラッセンさんと長谷川 義史さんが手掛けている作品で「ちがうねん」という絵本が今気になっています。まだ読んでいないので、読んだらこの記事を更新したいと思っています♪


その他にも良い絵本があれば教えて頂けると嬉しいです♪(↓↓↓↓)

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この記事を書いた人

【年齢】42歳
【性別】男性
【住まい】長崎県
【職業】病院 事務職
【趣味】映画鑑賞・カメラ・ガジェット関連・筋トレ
【ブログ歴】 2019年12月11日開設

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