2022年4月、またもや新型コロナの波が懸念されている中、この記事を読めば『一致したキーの数』が何のことを示しているのかを理解することができます。
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さらにこれまでよく分からなかった『一致したキーの数』と新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」とのつながりについてもよく分かると思いますので、是非最後までご覧ください(^^♪

「一致したキーの数」全てを
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突然の「一致したキーの数」
一日外出を控えていたある日の深夜未明。スマホの設定画面から「一致したキーの数」が1となっていることに不安を感じ、すぐさま接触確認アプリ(COCOA)を開いてみる。
COCOAアプリでは『新型コロナ陽性者との接触は確認されませんでした。』と表示されたものの、なぜ「一致したキーの数」は1となっている???
はたして自分は陽性者との接触があったのか、それともなかったのか・・・・
そんな不安な気持ちを抱え過ごしている方から、同じ質問をここ数日で何件も受けました。
- COCOAアプリの不具合?
- スマホ本体の不具合?
- 通知の見方が悪いせい?
- そもそも「一致したキーの数」って何のこと?
COCOAアプリで陽性者との接触がないことを確認しながらも、「一致したキーの数」が1となる現象について、様々な疑問や疑い、そして憶測が頭の中を飛び交います。
そんな疑問や不安を大きくしている原因は『一致したキーの数』の存在。
『一致したキーの数』って一体何のことを示しているのでしょうか・・・・
そこで今回、接触確認アプリCOCOAとつながりを持つ『一致したキーの数』について分かりやすく解説したいと思います。

キーの数が1以上は接触可能性あり
「一致したキーの数」が1なのに、接触確認アプリ(COCOA)からの通知はない・・・・。念のためCOCOAアプリを開いても『新型コロナ陽性者との接触は確認されませんでした』と表示され、陽性者との接触はないことを確認。
このような場合、厚生労働省はCOCOAアプリ側で陽性者との接触がないことを確認できたとしても、「一致したキーの数」が1以上であれば『陽性者と接触した可能性があります』と説明しています。
その証拠として厚生労働省のアプリサポートセンターから返ってきたメール本文にそのことが書かれていましたので添付します。

陽性者と接触している可能性があるにもかかわらず、COCOAアプリからの接触通知がないことについて、COCOAアプリの不具合では?と考えがち。
実際そう考えて、COCOAアプリの利用をやめてしまう人やアンインストールしてしまう人もいるくらいです。
確かに接触確認アプリCOCOAは、2020年6月頃にリリースされた当初から多くの不具合が報告され、2020年9月現在では2回ほどバージョンアップされています。
COCOAアプリ改善された内容を
知りたい方はこちら。
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リリース当初から様々な不具合が確認できたことで、COCOAアプリに対するイメージは今だに良くありません。
せめて「一致したキーの数」が何のことを示しているかを理解し、COCOAアプリで通知が行われない不具合があるという前提で対応するようにしましょう。

「一致したキーの数」の意味
「一致したキーの数」とはこういうことを示しています!と、「一致したキーの数」について完璧に答えられる人がいればラッキーです。
しかし、現実には「一致したキーの数」がなんであるかを正確に答えられる人はあまりいません。
大学病院の医療系のシステムを扱っている私の職場でさえ、この件に関して理解している人はいませんでした。(というかCOCOAアプリそのもの関心がない人が多すぎ・・・・汗)
そこで「一致したキーの数」についていろいろ調べてみて分かったことが1つ。それは「一致したキーの数」について分かりやすく説明している記事がないということ。
なので今回私なりに簡単に「一致したキーの数」について解説したいと思います。
「一致したキーの数」とは、分かりやすく例えると
直近14日間で「COCOAアプリ 陽性登録者」と接した件数
一致したキーの数の確認方法はこちら。
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「キー」とは?
「キー」とは、COCOAアプリを利用している人同士を識別するために生成される情報のこと。このキー情報には、個人情報やプライバシーに関わる情報は一切含まれず、単に人と人が接したことを識別するためのものと考えてください。
「一致した」とは?
「一致したキー」の“一致した”というのは、陽性登録者のキー情報と一致したということを意味します。
つまり、一致したキーの数が1と表示されたなら、接したCOCOAアプリ利用者のキー情報のうち、1件だけ陽性登録者のキー情報と一致したことを示します。
「アプリ接触確認通知」との関係
一致したキーの数とは、『直近14日間でCOCOAアプリ 陽性登録者と接した件数』のことであると前章で説明しました。
この理解を踏まえた上で、次に一致したキーの数とCOCOAアプリによる「接触確認通知」の関係性について説明したいと思います。
一致したキーの数とCOCOAアプリ「接触確認通知」の関係性を分かりやすく伝えるため、それぞれ「共通する点」と「共通しない点」を分けて解説します。
さらに解説をより分かりやすくするために、3人の登場人物を用意しました。
- 元気な「Aさん」
- 息苦しさと軽い微熱がある「Bさん」
- 陽性登録をCOCOAアプリで行った感染者「Cさん」

共通点
一致したキーの数とCOCOAアプリによる接触確認通知の「共通点」は、どちらもCOCOAアプリを通じて新型コロナウイルスの陽性者との接触があったかどうかが確認できる“手段”であるという点です。
感染者と接した場合
COCOAアプリに陽性登録をしている感染者「Cさん」と接した場合、COCOAアプリからは接触確認の通知がきます。一致したキーの数も「1」と表示されます。

感染者以外と接した場合
軽い風邪だと思っている「Bさん(少しの息苦しさと微熱がある)」と接した場合、BさんはCOCOAアプリに陽性登録はしていないので、もちろんCOCOAアプリからの接触通知はありませんし、一致したキーの数も「0(ゼロ)」と表示されます。元気なAさんについても同様です。

異なる点
一致したキーの数とCOCOAアプリによる接触確認通知の大きな違い。それは接触したその『時間』に接したその人がCOCOAアプリに陽性登録をしていたか、登録していなかったかです。
分かりやすくいうと、本日から過去14日以内に接したことのある人のうち、接触した日以降で陽性登録をした人が1名いたら、一致したキーの数が1と表示されます。この場合、COCOAアプリでは「陽性者との接触は確認されませんでした。」と表示されます。
例えば、9月1日に少し息苦しさと微熱がある風邪気味な「Bさん」と接したとします。そのときはCOCOAアプリからの接触確認通知もなければ、一致したキーの数も0(ゼロ)です。

接した人が14日以内に陽性登録をした場合
しかしBさんはその後、体調を気にしてPCR検査を受けたところ「陽性」であることが分かり、9月5日にCOCOAアプリを使って「陽性登録」をします。

Bさんと接した9月1日では「一致したキーの数」は0(ゼロ)であったものの、Bさんが陽性登録をした9月5日では一致したキーの数が「1」と表示されます。(主に深夜や早朝の時間帯)

COCOAアプリ側ではその日に接触したわけではないため『陽性者との接触の確認はありません』と表示されます。しかし本来COCOAアプリは、直近14日間分のキー情報のうち陽性者のキー情報があったときは接触通知をしなければ意味がありません。なので一致したキーの数が「1」となった場合、タイムラグがあっても接触確認COCOAアプリが接触通知をするべきなのに、そこが今のVer1.1.2の不具合であると思われます。
なので2020年9月8日時点では、不具合によって正しい接触通知ができないCOCOAアプリに代わり、「一致したキーの数」が“陽性者との接触の可能性がある”ことを唯一知らせてくれる役割を果たしてくれています。

キー情報は、14日間自分のスマホに保持され、15日目になると14日間保持されていたキー情報は自動で消える仕組みになっています。
まとめ
一致したキーの数とCOCOAアプリによる接触確認通知はどちらも、COCOAアプリを通じて新型コロナウイルスの陽性者との接触があったかどうかが確認できる“手段(ツール)”です。
陽性者との接触条件とは?
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一方で、一致したキーの数が「1」と表示されたものの、COCOAアプリでは「陽性者との接触は確認されなかった」という現象が多くの人を混乱させている現状があります。
今回はその混乱の原因である「一致したキーの数」とは何なのか、分かりやすく解説してみました。
