2020年9月2日(火)、iOSが13.7へアップデートされました。私用のiPhoneもiOSを13.6→13.7にアップデート。
今回アップルから配信提供されたiOS13.7の特徴は、『バグ』の修正・改善が行われていることはもちろん、それ以上に大きな変更点がありました。
それは新型コロナ接触通知システム『Exposure Notifications Express framework』の導入です。
横文字でなんだか分かりにくいので簡単に説明します。
どうやらiPhoneのiOSを13.7にアップデートすると、新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」を利用しなくても、陽性者との接触に関する通知を受け取れるようになるらしいのです。
えっ!?
これまで国や自治体が国民にダウンロードするよう勧めていたCOCOAアプリを使わなくてもいいの???
COCOAアプリ削除しても通信量・バッテリーが
消耗し続ける問題を解決する方法
そう、まさにそこが知りたいところ。
Andoridのスマホについてはまだ不明ですが、iPhoneを使っている人は、少なくともiOS13.7にアップデートさえすれば、今もなお不具合が多い接触確認アプリ「COCOA」を利用しなくても通知を受け取れるのであればそれに越したことはありません。
そこでiOS13.7にアップデートした自前のiPhoneを利用し、接触確認通知の設定の何がどう変更になったのか、そしてその設定方法について分かりやすくまとめてみました。
iOS13.7へのアップデート手順
まずはiPhoneのiOSを13.7へバージョンアップするところから始めます。左から順に。
①設定 > ②一般 > ③ソフトウェア・アップデート
iOSが13.7にアップデート完了します。
新規メニュー「接触通知」
iOS13.7にアップデートすると、iPhoneの「設定」の中に『接触通知』という新規メニューが追加されます。
「設定」>「接触通知」
「接触通知」の操作画面の内容は、【1】COCOAアプリをダウンロードしているか、【2】していないかで違います。
【1】COCOAをダウンロードしている場合
【2】COCOAをダウンロードしていない場合
【1】COCOAをダウンロードしている場合
COCOAアプリをダウンロードしている場合の「接触通知」の操作や見方について説明します。
画面最上部の「接触通知をAppで表示」項目をタップすると、COCOAアプリを開くことができます。
COCOAアプリが起動。
陽性者との接触履歴の確認方法
COCOAアプリを利用している方は、「接触通知」の操作画面の中の「接触のログ記録の状況」が『使用中』となっています。
「接触のログ記録の状況」項目をタップすると、COCOAアプリを利用して記録されてきたこれまでの陽性者との接触履歴を確認することができます。
①「接触のログ記録の状況」をタップ
②接触チェックの記録 >③ 認証(Touch ID もしくはFace ID)
日付をタップすると接触者とのこれまでの履歴が表示されます。「一致したキーの数」が0(ゼロ)であれば、陽性者との接触の可能性も0(ゼロ)です♪
『一致したキーの数』が1だったときの
厚生労働省からの対処方法
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旅行状況の共有
COCOAアプリをダウンロードし利用している場合、「使用している国/地域」には『COCOA-新型コロナウイルス接触確認アプリ』とアプリの名称が表示されます。
「COCOA-新型コロナウイルス接触確認アプリ」をタップ。
次画面で「COCOA-新型コロナウイルス接触確認アプリ」をタップすると『旅行状況を共有』という項目にたどり着きます。
この「旅行状況を共有」について次のような説明書きがあります。
この情報は、過去14日間に使用する国/地域の外へ旅行したかどうかを示すだけです。旅行した場所や位置情報は含まれません。
ん~・・・、なんとなく理解できるようなできないような・・・・。
内容からして、旅行する人は設定すべき項目のような気がしますがイマイチ意味がつかめません。「国や地域」という漠然とした表現に違和感を感じます。国境を超えるという意味だと分かりますが、例えば市内から市外へ、あるいは県内から圏外へ、といったことも地域の外?ということになるのでしょうか?私の場合、海外はもちろんのこと県外への移動さえもあまりしないので、特に設定しないまま様子を見たいと思います。
陽性の登録
接触通知画面の中の『診断を“接触確認アプリ”Appで共有』をタップするとダウンロードしているCOCOAアプリが起動します。
もし自分がCOVID-19に感染してしまったときには、この「接触通知」の操作画面より接触確認アプリを起動して陽性の登録をしてくださいということでしょう。
診断を“接触確認アプリ”Appで共有 > COCOAアプリが起動
【2】COCOAをダウンロードしていない場合
COCOAアプリをダウンロードしていない場合の「接触通知」の操作画面です。
陽性者との接触ログ(履歴)の確認方法
陽性者との接触履歴は、過去14日以内にCOCOAアプリを利用していたことがあれば、その当時の履歴を「接触のログ記録の状況」をタップして確認することができます。
①接触のログ記録の状況 > ②接触チェックの記録
③認証(Touch ID or Face ID) > ④ 日付
一致したキーの数が0(ゼロ)であれば、陽性者との接触も0(ゼロ)。
『一致したキーの数』が1だったときの
厚生労働省からの対処方法
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国や地域別の「接触確認アプリ」のダウンロードを案内
iOS13.7にアップグレードしたiPhoneでは、その国や地域が独自で配布している接触確認アプリがなくても陽性者との接触確認の通知を受け取れるとしています。
日本には厚生労働省が推奨する新型コロナウイルス接触確認用の専用アプリ「COCOA」があります。iOS13.7にアップグレードすることでCOCOAアプリをダウンロードしていなくても、陽性者との接触確認の通知を本当に受け取れるのかどうか、実際のところ通知を受け取る状況にならなければ分かりません。
しかしiOS13.7よりiPhoneの標準機能として加わった以下の「接触通知」の操作画面から、国や地域ごとに存在する独自の接触確認アプリのダウンロードまでたどり着けるような仕組みがあることが分かりました。
①使用する国/地域が設定されていません > ②別の国/地域を追加
③「続ける」 > ④国を選択(例 日本)
「App Storeを開く」をタップするとCOCOAアプリのダウンロードに誘導されます。(注)「完了」をタップすると上記②の画面に戻ってしまいます。
App Storeを開く
①「下スクロール」> ②右上の「☁」でダウンロード
ここから先のCOCOAアプリ
設定手順についてはこちら
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COCOAなしで「通知」を受け取る設定
iOS13.7にアップデート後、実際にCOCOAアプリのダウンロードなしでコロナ陽性者との接触通知を受け取れるのかどうかは定かではありませんが、iOS13.7よりiPhoneの標準機能として加わった以下の「接触通知」の操作画面の中に通知を受け取るための設定があります。
①「設定」 > ②「接触通知」
③「利用可能の通知」をONにします。
まとめ
iOS13.7がリリースされたことにより、国や地域によっては独自の接触確認アプリを利用しなくても、コロナ陽性者との接触確認の通知を受け取れるようになりました。
しかし、実際のところ本当にCOCOAアプリなしで通知を受け取ることができるかどうか確認できたわけではないため少々不安なところもあります。
ですので、しばらくはCOCOAアプリとの併用をおすすめしたいと思います。
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