2020年7月19日から始まりました半沢直樹も今回で『第4話』、ついに買収騒動に決着がつきます!
原作「ロスジェネの逆襲」をもとに巻き起こる東京スパイラル買収騒動、ドラマでは「第4話」でついに完結。
電脳雑技団・東京中央銀行が勝つか、それとも半沢率いる東京セントラル証券が勝つか・・・。
そして、これまでの全ての謎が明かされる第4話は『15分拡大版』になっています。
半沢率いる東京セントラル証券は、東京スパイラルによる「フォックス社」の友好的買収を射止め、スパイラル株価を値上がりさせることに成功した。これにより電脳雑技団と東京中央銀行による東京スパイラルの買収価格を大幅に狂わせ、敵対的買収を阻止できるかに見えた。この緊急事態に東京中央銀行の三笠副頭取は、東京スパイラル株を力づくで買い占めるため電脳雑技団に対し500億円もの追加出資を行うことを大和田取締役に頭を下げてまで決断する。
莫大な資金力でスパイラルを買収しようとする東京中央銀行に、半沢はどう立ち向かうのか。そして、なぜ電脳雑技団はスパイラル買収計画のアドバイザーとして、東京中央銀行ではなく『東京セントラル証券』に依頼してきたのか・・・。
第1話から始まった最大の謎が今解き明かされる!
『第1話』の名場面はこちら。
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『第6話』の名場面はこちら。
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半沢直樹 生放送で公開された撮影秘話を
6つにまとめ
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財務担当 玉置 、電脳を去る
電脳雑技団の経営に疑いを持った半沢は、電脳雑技団の財務担当である「玉置 克夫」から話を聞こうと待ち合わせを試みますが、半沢のもとに現れたのは玉置ではなく平山社長夫妻。
そこで平山夫人から玉置が退職したことを告げられた半沢は、ますます電脳雑技団への不信感が強くなっていきます。
玉置親子の真実
半沢と森山は、玉置の足取りを追うため玉置の父が経営する「電脳電設」に向かいます。
電脳電設は電脳雑技団の傘下にあり、電脳雑技団に買収される前は「ゼネラル電設」という社名でした。
半沢と森山は玉置親子と会います。そして半沢はこれまで自分の頭の中で推測してきた電脳雑技団との関係を話します。
ゼネラル電設は玉置の父が設立した社内ネットワークの周辺機器を製造する会社で、ACアダプターをクレジットカード並みのコンパクトなサイズにできる「次世代スイッチング電源」の技術特許を持っていました。
半沢が推測していたことは、その特許を目当てに電脳雑技団は玉置親子の「ゼネラル電設」を買収。買収後、特許による商品を製品化することを夢見ていた玉置親子でしたが、電脳雑技団からはその許可が下りないままずっと下請けの業務に明け暮れているということ。
その推測を聞いた玉置親子からの反論はありませんでした。
そのことを玉置親子から聞き出した半沢は、その特許の権利を電脳雑技団から取り戻すため、玉置親子が開発した特許技術を買ってくれる会社を手当たり次第探します。
そしてある会社がその特許権に興味をもってくれたのですが・・・・
見破る
半沢は、玉置親子から聞いた話と同期の渡真利からの情報を整理し、ついに電脳雑技団の企みに気づきます。
電脳雑技団の企みが、スパイラル買収だけではなく500億もの追加融資をしようとしている東京中央銀行にまで大きな打撃を与えることを知った半沢は、すぐに東京中央銀行の伊佐山に連絡、会って話したいことがあると告げます。
しかしそこに現れたのは伊佐山ではなく「諸田」でした。
半沢は諸田に『電脳の経営状況には不審な点があり、電脳とゼネラル電設の関係について詳しく調べてほしい』というメモを渡し、伊佐山に届けるように託しました。
しかしそのメモは、伊佐山の手に渡らずある人物の手に・・・・。
悪役コンビの陰謀
三笠副頭取に頭を下げさせ500億円もの追加融資を成功に収めた伊佐山と大和田の悪役コンビは順調に事が運んでいることに歓喜します。
その2人のやり取りを密かに覗く三笠副頭取。 超怖いです・・・・。
裏切る。
500億円の追加融資で出世街道まっしぐら!!!・・・であるはずの大和田取締役が期待していたのは『帝国航空(ていこくこうくう)』の負債回収プロジェクトチームに入ること。
帝国航空の負債案件は、東京中央銀行が抱える大きな負債案件であり、中野渡頭取もずっと手こずっているもの。大和田はこの案件が出世の近道であると考えていました。がしかし・・・
編成された帝国航空のプロジェクトチームメンバーに大和田の名前はありませんでした。その代わりに『伊佐山』の名前だけが・・・・。 大和田は伊佐山を呼びつけ、激怒します。
大和田
「自分だけを帝国航空プロジェクトに推薦しやがって~っ!! 俺が育ててあげただろうがーっつ!!!」(怒怒怒)
伊佐山
「私はいずれ頭取になる方についていく。あなたにはもうその道はない。あなたが土下座したことで、私がどれだけドロ水を飲んだことか・・・。」
伊佐山
「ドゲザ、ドゲザ、ドゲザ、ドゲザ、ドゲザ・・・(7回)」
ドゲザ野郎・・・・
伊佐山は静かに言い放ち会議室をあとにします。
大和田
「・・・・・・・」(泣)
最後の伊佐山が大和田に放った『ドゲザヤロウ』は超強烈っ!大和田は見事に伊佐山に裏切られます。
半沢の流儀
電脳雑技団の不審に関するメモを諸田に託した半沢でしたが、伊佐山からは一切連絡がきません。しびれを切らした森山は、半沢の教えである『感謝と恩返し』に反する東京中央銀行の態度に、半沢の前でその怒りをぶつけます。
怒り心頭の森山を制すように、半沢は『戦え。』と一言いいます。そして仕事をする上で見失ってはいけない3つの流儀を森山に託します。
- 正しいことを正しいと言える
- 世間の常識と企業の常識が同じであること
- ひたむきに自分の信念を貫くこと
続けて半沢は森山に言います。
半沢
『この当たり前のようなことを人はいつしか見失い『自分のために仕事をする』ようになる。人は分のために仕事をするようになると卑屈になり醜く歪んでくる。』
『自分のために仕事をする』という言葉。この言葉だけ聞くと「?」となりますが、私は半沢さんにこう言われている気がしました。
それがいつの間にか自分の保身や出世のために仕事をするようになる。
そうなってはだめだ。
森山に仕事との向き合い方を伝えた半沢は、大和田のもとへ向かいます。
『死んでも嫌だねっ!!』
半沢は車で帰宅しようとしている大和田に詰め寄り、電脳雑技団への500億追加融資をしないでほしいと懇願します。
大和田「死んでも嫌だねっ!!!」
大和田は断固として拒否し、車に乗り込みその場を去ろうとします。しかし半沢は車の前に立ちはだかり・・・
半沢 「エンジンを切れーーーーっ!!!」(凄い剣幕の堺雅人さんでした)
最後は半沢に押し切られ、大和田はなにやら約束をさせられます。
半沢、東京中央銀行 役員会に現る
東京中央銀行の役員会にて、電脳雑技団によるスパイラル買収に向けた追加融資500億円が伊佐山と三笠副頭取の両者にて決議されようとしていました。
「反対意見はないか・・・・」という中野渡頭取に向かって大和田が手を上げます。
大和田は、電脳雑技団による今回の買収について不審な点を見つけたという人物を会議室に呼び込みます。
大和田に呼ばれ入ってきたのは『半沢 直樹』でした。
粉飾決済
半沢は東京中央銀行の役員たちの前で電脳雑技団に『粉飾決済』があることを発言します。
電脳雑技団は玉置親子の「ゼネラル電設」の事業譲渡の際、支払われた金額は300億円。
しかし、ゼネラル電設の当時の資産価値は100億円。その差額200億円。
半沢は言います。
『電脳雑技団は近年の過当競争でその収益力は低下し赤字を抱えていました。そこで平山社長夫妻は、ゼネラル産業に架空の売り上げを計上させていました。今回のスパイラル買収は、この粉飾決済をごまかすためのものだったのです。(利益が出ているスパイラルを買収すれば粉飾決済をごまかせる)』
裏帳簿
激しく言い寄る半沢に、大和田がその証拠を示すように命じます。
半沢は玉置から仕入れていた電脳雑技団の決算書類(裏帳簿)のコピーを配布します。
中野渡頭取からこの裏帳簿が本物かどうかを尋ねられた半沢は、森山が平山社長夫妻が書棚に隠していた原本の決算書類(裏帳簿)を見つけたことを証拠として掴んでいるということを説明します。(半沢と森山は玉置から隠し場所を聞いていました。)
裏帳簿に記載されている決算額から、電脳雑技団は50億の赤字に苦しんでいることが分かりました。半沢は、電脳雑技団のメインバンクでありながら粉飾決済を見抜けなかった東京中央銀行の伊佐山にさらに言い寄ります。
誠にあいすいませんでした
電脳雑技団の粉飾決済を見抜けなかった伊佐山に対し、三笠副頭取は伊佐山にその全ての失態の責任を押し付けようとします。
三笠副頭取は、半沢に対し『詫びろ』と伊佐山の頭を無理やり下げさせようとします。
伊佐山
「ま・・ことに・・・あいすいませんでした・・・・・」と声を絞るように半沢に謝ります。
それまで伊佐山の無様な姿をあざ笑っていた大和田は、半沢に土下座させられた自分の姿と伊佐山が重なったのか、目に涙を滲ませます。
黒 幕
半沢は、諸田に電脳雑技団の経営に関する不審な点を調べるようにと書いたメモを伊佐山に渡さなかった理由を問いただします。
するととんでもない黒幕が現れます。
しらを切る黒幕。しかし、半沢の携帯から電脳雑技団の平山社長からの告発でついに明かさせる黒幕の正体。
電脳雑技団との癒着がバレないよう、巨額の追加融資を通してまでもスパイラル買収を成し遂げたかった男、それが黒幕の正体です。
謝る、諸田
スパイラル買収騒動がひと段落した半沢は、諸田を東京セントラル証券に呼び今回の買収案件の情報を東京中央銀行にリークしたこと、そして職員全員を裏切った行為に対して謝罪させます。
半沢、東京中央銀行へ
スパイラル買収騒動で、田舎の銀行へ飛ばされる予定だった半沢でしたが、電脳雑技団の不正を暴いたことで東京中央銀行に戻ることになります。
岡社長も職員総出で半沢の東京中央銀行栄転を祝います。飲んでるビールは堺雅人さんCMでお馴染みの「サントリー プレミアムモルツ」。
そこで半沢は全職員に向けこんなことを話します。
「勝ち組と負け組という話をよく聞く。大企業にいるからいい仕事ができるわけではない。」
「どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドをもって日々奮闘し、達成感を得ている人のことを本当の勝ち組ではないかと思う。」
「20代や40代はみんな就職氷河期で苦労してきた人間だ。そうした事態を招いたバブルは、自分たちだけのために仕事をした連中が、顧客不在のマネーゲームを繰り広げ世の中を腐らせてきた。
「その被害を被った君たちは、俺たちの世代とはまた違った見方で組織や社会を見ているはずだ。そんな君たちは10年後、社会の真の担い手となる。君たちの戦いはきっとこの世の中をよりよくしてくれるはずだ。」
「どうかこれからは、胸を張って、プライドを持って、お客様のために働いてほしい。君たち世代の逆襲を・・・・いや、君たちの『倍返し』を期待している。」
帝国航空 再建計画
半沢は、栄転先の東京中央銀行につくと中野渡頭取のもとへ向かいます。
そこで中野渡頭取直々に「辞令」を渡されたのち、赤いファイルを手渡されます。
赤いファイルには『帝国航空 再建計画』の文字が・・・・。
辞令交付とともに『帝国航空 再建計画』のプロジェクトメンバーに選抜された半沢が頭取室を出ると、待ち構えていたように大和田取締役の激励を受けます。
さらにその場に現れたのは、同じく帝国航空再建計画のプロジェクトメンバーとして呼び戻された『紀本 平八』常務。半沢と同じ帝国航空再建のメンバーとして挨拶を交わす半沢。
舞台は帝国航空へ・・・
帝国航空は国内の空輸を担うまさに国を代表する大企業であることをいいことに、東京中央銀行から700憶円もの負債を抱えています。
その破錠寸前の帝国航空の再建に向けて半沢は、帝国航空社長『神谷 激夫』のもとに向かいます。
そこで半沢らは、財務担当『永田 宏』と財務部長『山久 登』と経営再建にむけた話をしますが・・・・。
そんなとき、国民からの支持率が低迷している的場内閣は、国土交通大臣に新たに『白井 亜希子』という女性議員を就任させます。(白井 亜希子役は「江口のりこ」さんが演じています。こちらも強烈なキャラクターになりそうです。)
国土交通大臣に就任した白井は、『帝国航空再生タスクフォース』という名の再建チームを立ち上げ、帝国航空の債権を保有している銀行に対し、一律7割の債権放棄を計画していることを公表します。
この計画が実行されれば、東京中央銀行は帝国航空から回収しなければならない700億円のうち、500憶円もの債権を手放さなければならないことになります。
なんとかしてこの計画を阻止し、帝国航空の自立経営再建による全額債権回収を半沢率いる東京中央銀行は成し遂げられるのかどうか・・・!
今回は国が大きく関わってくるようなので一筋縄ではいかないような気がしています。
ところで最後のシーン。
柄本 明さん演じる進政党党首「箕部 啓治(ものべ けいじ)」の怪しげな笑み。
どことなくスターウォーズの「皇帝」の笑みと似ていると感じたのは私だけ?
これまでの視聴率の経緯
第1話から4回にわたって繰り広げられた東京スパイラル買収騒動。
これまでの視聴率はうなぎ上りで推移しています。
放送日 | 個人別 視聴率 |
世帯別 視聴率 |
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2020/7/19(日) | 第1話 | 13.4% | 22.0% |
2020/7/26(日) | 第2話 | 13.6% | 22.1% |
2020/8/2(日) | 第3話 | 14.1% | 23.2% |
2020/8/10(日) | 第4話 | 14.8% | 22.9% |